6歳からのフランス自転車学校 エコール・ド・シクリズム
日本とフランスの決定的な違いはここにある!!
Ecole de Cyclisme(エコール・ド・シクリズム)とは
Ecole(エコール)とは、フランス語で「学校」を示し、その名の通り自転車学校として、6歳から12歳までの将来の選手を育成するシステムです。カテゴリー分けから、行われる種目までフランス自転車連盟の管轄の下、スポーツ競技としてのサイクリング、そして競技用自転車を操るテクニックを習得するために、大変質の高い練習を施しています。

日本には公式なマニュアルや、指導者はもちろん、将来の選手輩出の底辺となる、野球で言うならば「少年野球」、サッカーならば「少年サッカー」に当たるこの「エコール・ド・シクリズム」の存在はありません。
フランスでは3月中旬から毎週、全国各地で地元クラブチームが主催して、このエコール・ド・シクリズムが開催され、本当にたくさんの親子が参加します。そして、指導するのは元ツール・ド・フランス完走経験のある選手や、元プロ選手、エリート選手などが必ずいます。


日本でツール・ド・フランスに参加した経験者は今のところ1人しかいませんから、そのことから考えてもクオリティの桁違いさがわかります。そんな環境で自転車の最も基礎となる高いレベルの技術を身につけることにより、フランスのちびっ子たちは将来の成長のための屈強な基礎が自然と身についているのです。
カテゴリー
カテゴリーは下表のように分けられ、それぞれのカテゴリーごとに競技が行われます。
Category カテゴリー 年齢 ギア指定
Pres Licencie プレ・リソンシエ 4-6歳 5.60m 42・16(700c)
Poussins プッサン 7.8歳 5.60m
Pupilles ピュピル 9.10歳 5.60m
Benjamin バンジャマン 11.12歳 5.60m
Minimes ミニンム 13.14歳 6.10m 40・14(700c)
種目
競技種目は隔週によって4つの種目があります。
1)Route(ロード)
各カテゴリーごとにクリテリウム形式のロードレース。
レース戦略の学習、アタックやローテーション、集団内での動きなどの学習。

コースは市街地や町の中心地が多く、小さな子供のころから多くのギャラリーの中、一般公道を走る本格的なロードレースです。フランス車連公認の指導資格者の元、レースの基本的な戦術や技術を学びます。

2)Piste (ピスト)
固定ギアを使用した、トラックでの競技、トレーニング。
固定ギアによるペダリングスキルの向上、回転力、戦術の学習。
集団走行、先頭交代、各種競技を行い、プロの指導マニュアルに基づいた年齢にあわせたインターバルトレーニングなどを取り入れます。

3)CycloCross (シクロクロス)
芝生やダート、段差、舗装路を交え、さまざまな路面変化の対応能力の向上、変化する状況下での自転車コントロール能力の向上。
年齢カテゴリーに応じた距離によるシクロクロス競技を行います。

4)Adresse (スキル)
スラローム、シーソー渡り、変則スラローム、ポールひろい、バーくぐり、ホイールベースサークル等のテクニカルセクションをミスなく、より早いタイムでクリアすることを採点とタイムで競う技術競技。
自転車のコントロール、バランス感覚、落車の防止能力の向上。

各セクションの難易度は非常に高く、大人の選手でも困難なセクションばかり。しかし経験豊富な子供たちは芸術的な自転車裁きで各セクションをクリアします。
フランスの子供たちはこの時点で足を地面に着かずに停止し続けたり、両手離しを軽々とこなしたり、1cm単位のブレーキングテクニックを体にしみこませています。
ここで培われてゆく将来の基礎となる技術のレベルの差が、確実にエスポワール、エリートに進んだときに大きな差となって現れていることは明確です。
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