フランス遠征FAQ
遠征時によくある質問にお答えします

1) 4ヶ月以上の長期遠征の航空券 2)飛行機の荷物超過料金について 3)航空券手配 4)フランスでの通信環境 5)フランスの電圧、コンセント形状 6)フランスでの生活 7)レースカテゴリーとレベル 8)国際ライセンスとオートリゼーションについて(重要)  9)飛行機での輪行 10)お金の持って行き方

1) Q:4ヶ月以上の長期遠征の場合、航空券はどうしたらよいですか?
:レース遠征を目的としたフランス入国では、ビザの取得が困難なため、パスポートのみの「観光ビザ」で入国することになります。観光ビザの期限は3ヶ月ですので、原則3ヶ月以内に日本へ一時帰国が必要になります。
ですから3ヶ月以内のFIXチケット(帰国便の日程が購入時に固定されるもの)を日本で2回購入する方法と、4ヶ月〜1年Openチケット(規定の期間内で帰国便を現地で変更予約できるチケット)を購入して渡仏し、レースなどのスケジュールに応じて、フランスで日本への一時帰国便を手配する2種類の方法があります。
レースでは不慮の事故や怪我などもありえますので、後者のOpenチケットでの渡仏をお勧めします。FIXチケットの場合、帰国便の変更は一切利きませんが、Openチケットであれば帰国を予定より早めたり、許容期間内で伸ばしたりすることが可能です。
OpenチケットはFIXチケットよりもやや高額ですが、一時帰国用のフランスで手配する航空券は比較的リーズナブルに現地で手配が可能です。

   
2) Q:自転車を持っていくので飛行機の超過料金が心配です
:現在飛行機の荷物重量チェックは大変厳しくなっています。一人当たり許可される積載重量は航空会社によって異なりますから、事前に必ず確認のうえ手配することをお勧めします。
エコノミークラスでは「預け荷物が20kg、手荷物10kg〜12kg」という航空会社が多いようですので、荷物はできる限り必要最小限に仕上げる必要があります。
エスペランススタージュでは「フロアポンプ、シマノ工具等」は貸し出しが可能ですので、重い工具類は各自で必要な特殊なものを除いて持参不要です。
バイクのパッキングも市販のハードケースはケース自体が重いため、生地の丈夫な輪行袋(ダンボールやプチプチシートで入念に梱包)、もしくは自転車店で入手できる「完成車、7部組み車用のダンボール」での輪行をお勧めします。クッション材としてウェア類や衣類などの軽いものも一緒に入れると、重量を稼げます。
梱包時には体重計などを利用して重量オーバーしないように荷造りしましょう。
チェックインカウンターでは、セキュリティーが甘いときには25kgぐらいまで大目に見てくれることも多々ありますが、厳しいときは22kgぐらいでも請求されるときがありますので、できる限りオーバーしないようにしたほうが良いでしょう。
超過料金は航空会社によって異なりますが、1kgあたり¥4000〜と高額です。


トップへ戻る
3) Q:航空券の手配の仕方がわからないのですが?
:原則として航空券の手配は各自での手続きをお願いしておりますが、ご希望に応じてエスペランススタージュが「代理」として手配を行うことも可能です。お問い合わせください。

4) Q:フランスでの通信環境、日本への連絡方法はどうなりますか?
:インターネット環境がまだ遅れているフランスではたいていの場合、電話線を利用したアナログ接続になります。日本のプロバイダー(OCN、ODN…等)の場合は、海外で使用するための「国際ローミング設定」が出国前に必要です。必ず事前にプロバイダーサイトやサポートセンターに問い合わせて設定を完了してください。
お勧めは「AOL」で、フランスにはフリーアクセスポイント(月額使用量のみで無制限、通信料も無料)があるため経済的かつ面倒な「国際ローミング設定などの手続きが必要ありません。接続のためのコードは、電話機やPCへのジャックは日本と同様の形状ですが、親側のジャック形状はフランス専用ですので、空港もしくはフランス現地で購入することをお勧めします。

短期遠征ではG−Callのレンタル携帯が、他社レンタル携帯などと比較すると経済的で便利です。



長期遠征の場合はフランスから日本への通話(固定電話、公衆電話)では、フランスで専用のプリペイドカードがあり、1分10〜30円程度で日本への国際電話が可能です。

日本からフランスへの連絡は、フランス側が固定、公衆、携帯すべて共通で「1分約29円」で通話できる、G−Callがお勧めです。登録加入無料です。



トップへ戻る
5) Q:フランスの電圧、コンセントの形状などはどのようなものですか?
:フランスのコンセント電源の電圧は日本と異なる240Vです。海外対応ではない電化製品を、変圧器なしで直接使用するとショート、爆発など故障の原因となり大変危険です。
持参する電化製品の対応電圧を必ずよく確認し、変圧器が必要な場合は「許容電圧」が十分なものを持参してください。「許容電圧」の低い変圧器でパソコンやドライヤーを使用すると変圧器が爆発します。
コンセントの形状も日本とは異なります。空港や取扱店でフランスコンセント対応(Cタイプ、SEタイプ)のアダプターを持参してください。フランスでも購入が可能です。

トップへ戻る
6) Q:フランスでの普段の生活は、どのような感じですか?
:短期遠征の場合は、ご相談のうえ目的にあわせてホテル、貸し別荘、アパート、ホームステイなどから手配します。
長期遠征の場合は、生活に必要な家具やキッチン等がある程度設備されたアパート、もしくはホームステイを手配します。普段の生活は基本的に自炊です。自分で買い物をし、調理して生活します。
普段の生活はできる限り自力で生活し、日常会話の通訳やサポートは一切行いません。
レース遠征も可能な限り現地チームメイトなどと遠征するようにし、それ以外の場合はコーディネートスタッフがレース引率、サポートを行います。

フランス人はあまり英語や外国語を話したがらず、実際話せる人も少ないです。ですから自ら一生懸命フランス語の習得に努める人には、大変親切に接してくれますが、そうでない場合は壁を作ることも珍しくありません。ですから長期遠征をより充実した良いものとするためにフランス語の学習、習得努力は必需です。
常に辞書などを携帯し、どんどんコミニュケーションを取りましょう。

トップへ戻る
7) Q:フランスのレースカテゴリーやレベルはどんな感じですか?
:フランス車連公認FFCのカテゴリーは下記のようになっています。
1) Ecole de Cyclisme エコール・ド・シクリズム(6歳〜12歳)
2) Minime ミニンム (13・14歳)
3) Cadet カデ (15・16歳)
4) Junior ジュニオール (17・18歳) *5)、6)カテゴリーレースに出場可
5) Pass Cylisime パスシクリズム(初級クラス、19歳〜) 距離60〜100km 日本BR3相当
6) 第3カテゴリー(前 レジョナル)(ミドルクラス、19歳〜) 距離80〜130km 日本BR2のトップレベル
7) 第2カテゴリー(前 ナショナル)(ハイクラス、19歳〜) 距離80〜190km 日本BR1トップレベル

8) 第1カテゴリー (前 エリート2)(エリートアマチュア 19歳〜) 距離80〜250km プロ予備軍
9) エリート1(プロ 19歳〜)プロレース
10) Cyclo Sportif シクロスポルティフ (18歳〜) オープン参加型レース 距離70〜250km
*エスペランススタージュ長期遠征では原則として6)、7)のカテゴリーを中心に、
短期プログラムではシクロスポルティフ参戦をサポート行っています。

その他のカテゴリ
11) FFGT (16歳〜) FFC外の別団体。 日本一般クラス〜チャンピオンクラス 距離50〜90km
12) Inforep アンフォレップ FFC外の別団体。 日本エリート〜チャンピオンクラス 距離60〜100km
13) CycloTourisme シクロツーリスム 各地クラブ主催サイクリングイベント 20〜70歳のサイクリスト

トップへ戻る
8) Q:国際ライセンスやオートリゼーションは必要ですか?
A: 2ヶ月未満の遠征の場合
各自で所属する都道府県車連に「国際ライセンス」と「オートリゼーション」(海外活動許可証)が必要です。
「フランスへ遠征する」うまを説明の上、所属する都道府県車連に申請して取得してください。なお申請から取得までには1ヶ月程度の時間がかかりますので
十分に余裕を持って申請してください。

*2ヶ月以上でフランス現地のクラブチームに所属しての遠征の場合
この場合は「フランス自転車連盟」発行のライセンスを取得することになりますので、絶対に「国際ライセンス」は取得しないでください。 
2重登録違反でUCIからペナルティーを科される場合がありますので、十分に注意してください。
ただし「オートリゼーション」(海外活動許可証)は必要になりますので、「オートリゼーション」のみ、所属の都道府県車連へ申請してください。

オートリゼーションの申請は、「JCFレギュレーションブック2006」の244ページ
国外競技大会参加許可証 発行申請書」の記入欄に、必要事項を記入して「所属都道府県車連」よりJCFへ申請します。(2005年度版だと「国際競技大会参加許可証発行申請書」(235ページ)となっています。)
 
JCFウェブサイトの競技規則PDFファイルの235ページに記載されています。
 
*「国際競技大会参加許可証発行申請書」とは異なります。
 
記入項目は
1)氏名
2)Name、FirstName(ローマ字で名前、苗字)
3)登録番号
4)生年月日(西暦)
5)渡航先国名
6)渡航期間(念のため予定+2ヶ月で申請してください)
*チーム名記入欄は記入不要です
 
くれぐれも国際ライセンスは申請されませんよう、ご注意ください。
 
上記を参考に書類を作成し、「海外活動許可状の申請」として所属都道府県車連へ申請してください。
なお発行まで時間がかかる場合がありますので出発の2週間前をめどに、それまでに送付してもらうようお願いしてください。



トップへ戻る

9) 飛行機での輪行方法
A: 飛行機での輪行はかなり乱雑な取り扱いを受けることがあり、十分なプロテクトが必要です。しかし、近年重量超過の検査も大変厳しく、規定である20kg以内に預ける荷物を仕上げなければなりません。
安全面ではハードケースや厳重なクッションの入った専用ケースが良いのですが、これらでは荷物の多い長期遠征では他の荷物が預けられず、大変高額な超過料金を貸されてしまいます。
そこでお勧めなのが生地の比較的丈夫な輪行袋もしくは完成車運搬用のダンボールを利用する方法です。

>>輪行手順のアドバイス
@リアディレイラー、クランクセット(ペダル)、シートポスト(サドルも)、ハンドルバーを取り外す。
この際ワイヤーケーブル類ははずす必要はありません。コンパクトに折りたたむためにはずします。

Aフロントフォーク、リアフォーク(エンド)につぶれ防止のためのバーを取り付ける。
(古いハブやフレーム購入時についてくるプラスチックのバーでも良い。プロショップならたいてい所有しているはずなので問い合わせて入手可能です)

Bリアエンド(リアディレイラーがついている部分)が折れ曲がる事故が多いのでダンボールやスポンジ、プチプチシートなどでカバーする。

Cチェーンリングやカセットにダンボールやテープでカバーをする。(歯が輪行袋を切り裂かないように)

Dタイヤの空気を指で簡単にへこむぐらいまで抜く。(飛行機の気圧の変化でバーストすることを防ぐため)

Eクイックシャフトを抜き取る。(つけたままにすると投げられたときなどに曲がって使用不能になります)

F切ったダンボール板などでフレームをはさみ包むようにカバーしその上からはさむようにホイールを入れます。

Gホイールの外側にもプチプチシートやスポンジなどのクッション材を挟みショックに備えます。残った隙間にはボトルやウェア類、タイヤやチューブ、シューズなどを入れてうまくクッション材になるように輪行袋に入れます。

H体重計を使って輪行袋をかついて重さを量り、自分の体重を引いて輪行袋の重量が20kg以下になるように調整して完了です。
*上記の方法はあくまで荷物を軽量に仕上げながら、破損のリスクを軽減する方法です。100%破損を防ぐ方法ではありませんので、あくまで参考までに参照してください。

10) Q:フランスへのお金の持って行き方はどうしたら良いですか?
A: フランスは近年カード化が進み、クレジットカードを利用した支払いがメインとなりつつあります。防犯などなどの理由から現金取引は年々少なくなっているようです。
銀行や郵便局も日本円の両替など場所によっては受け付けてくれないところも多くなっています。
日本からフランスで必要となるお金の持って行き方は下記の3通りあります。それぞれ比べて最適な方法を準備すると良いでしょう。


1)現金(日本円)もしくはユーロ
日本円をフランスへ持参した場合、フランスの銀行などでユーロ両替して使用することになりますが、換金レートはカード、トラベラーズチェックに比べかなり劣ります。両替も以前は主要金融機関でやってもらえましたが、偽札による防犯などの理由から都心の中央銀行、中央局でなければ両替してもらえない場合が多くあります。

2)クレジットカード
海外対応のクレジットカードや銀行、郵貯のキャッシュカードはフランス中のほとんどのディスペンサーで使用できます。この場合お金が不足した場合は日本のカード対象の預金口座に振り込めばよいので送金などの手間が無く便利です。ただし一回の引き出しに200円〜の手数料(カードにより異なりますので使用カード金融機関等に確認してください)がかかるので、引き出す際にはある程度まとめたほうが良いでしょう。
VISAカードはフランスの主要なスーパーやレストランなどで使用できるので、現金を持ち歩かず、換金レートも比較的良いので便利です。

3)トラベラーズチェック
トラベラーズチェックの利点は安全性と換金レートの良さです。換金レートは現金カードに比べ最もよく経済的です。ただしトラベラーズチェック自体で買い物はほとんどできませんのでフランスの主要郵便局、もしくは銀行、オフィス・ド・ツーリズムで換金が必要となります。
どこの金融機関でできるわけではなく都市部の中央局などで無ければ換金できない場合が多いので、やや不便な部分があります。

トップへ戻る